エディンバラ大学出身の現役塾講師が教育面から子どもたちをサポート

個別指導だからわかる、生徒一人ひとりに合った学習方法を提案します!

個別指導塾のメリット・デメリットとは?塾講師の視点から赤裸々に語る!

こんにちは、セディンです!('ω')ノ

今回は、集団塾ではなく、個別指導塾の良いところを徹底解説していきます。

私自身、個別指導塾で講師をしているので、どこが良いところでどこが悪いところか熟知しているつもりです。

もし、お子さんを塾に通わせようか迷っているなら、個別指導塾の良いところも悪いところも両方知ってから無料体験に行ってみてくださいね。

個人的にはネットで個別指導授業が受けられる「ネット松陰塾」を激推ししています。↓

【目次】

個別指導塾のメリット

まずは、個別指導塾だからこそできることについて解説していきます。
私も学生時代は個別指導塾と集団塾の2つを体験したことがあるので、教えられる側の目線もあわせてみていきますね。

個性や能力に合わせて授業をしてくれる

個別指導塾の多くは、その子の性格や能力に合った授業を展開してくれます。
せっかく個別で指導できるのですから、皆と一緒の授業にすることはないですよね。
生徒からすれば周りについていけない子は劣等感を感じずに勉強できて良い環境ですし、逆にもっとできる子であればさらに上を目指せるため簡単でつまらない授業から脱却できます。
私も、生徒の性格や能力に合わせて指導方法を変えています。

生徒の性格に合わせる

例えばシャイな子だったら、自分からわからないところを言えないことが多いのでこちらから聞きます。
このときのコツは、生徒に「わからない」と言わせないことです。

この「わからない」はなかなか言いづらいことで、恥ずかしいことと思っている生徒もいるからです。
ですから、「こことか難しくなかった?」「ここな!皆間違えるんやけど惜しいやん。すごいな。どうやって解いたん?」など、わからないところがどこなのかコミュニケーションで推察していきます。

逆によくしゃべる活発な子は、雑談をある程度で押さえておいて意識を勉強に持っていくようコントロールします。
授業に疲れてきたら、「じゃあ3分休憩な」「ここまで10分で解くで」と、時間を明確にして区切りを入れます。
授業の間ずっと集中力が持つ子ばかりではありません。

もし持たないようなら、授業の中でも理解して解く時間と、小休止する時間とのメリハリをつけさせます。
また、自分が生徒に嫌われることが怖くて叱れない講師は多いと感じますが、私はルールを何度も破ったら容赦なく注意します。

例えば、宿題はしてこなければいけないルールなのに、何度も続けて忘れてきたらそれは叱ります。
怒るのではなく叱ります。
そのようにしなければ、きちんと毎回宿題をやってくる子がやるせないではないですか。

宿題をやらなくてもなんとかなっていき、私が注意をしないなら、私は宿題をしない子を贔屓し、生徒を不公平に扱っていることになります。
それだけはやらないように気を引き締めています。

生徒の能力に合わせる

生徒の能力に合わせて授業を展開することも、個別指導塾だからこそできることです。
もし、学校の授業についていけない子であれば、今学校でやっているところを一通り解いてもらい、どこがどのようにできないのか分析します。

簡単な例でいえば、わり算の筆算が間違っていたとき、その筆算を見て九九がまだあいまいだったら九九まで戻るわけです。
前学年まで戻ることは私の塾では稀ではありません。
通常では、学校の先取りをして塾で理解できるようにし、学校で積極的に手を挙げて成績を上げられるようにします。
塾が予習をするところ、学校が復習をするところ、というイメージですね。

しかし、過去のわからないところを放置して学校の今の授業についていけることは少ないです。
よって、必然的に最初にわからなくなったところから丁寧に指導し直していくことになります。

逆に、学校の授業がつまらないくらいよくできる子は、もっと先へ進むか、あるいは受験を控えているなら受験対策を行います。
私がよく行うのは、先へ進むよりは今習っている分野のワンランク上の教材を使って理解を深めることです。
習った知識内で解ける問題なので、応用問題のみを取り扱うイメージですね。
基礎がわかっている生徒にとって、既に知っている内容を教えられることほどつまらないことはありません。
授業が楽しいと思えるのは、その子のレベルに合った授業です。

好きな先生を選べる

個別指導塾では、先生を選べるところも多いです。
東大卒の先生であっても、性格が合わなければチェンジという生徒もいます。
例えば集団塾で一度「この先生は嫌い」と思ってしまったら、先生を変えることができないため生徒側が辞めてしまうこともあります。

また、生徒によってはその嫌悪感から、その先生が教える科目が嫌いになってしまうこともあります。
それが自分にとって損になることがまだわかっていないからですね。
だから個別指導塾では、生徒に好きな先生を選ばせます。

最初はどんな子か塾側もわからないので、おおよその希望を聞いて先生を割り当てます。
無料体験授業をしてみて特に問題がなかったらそのままで、チェンジしてほしいなら変えていくことになります。

先生が担当制だから安心

子どもにとって、塾に来たら毎回誰かわからない大人に勉強を教えられる状態は結構ストレスになります。
大人でも、今日はどんな人と話すのかわからない状態で過ごすのはちょっとしんどくないですか?
だから個別指導塾では先生は固定しています。

数学はこの先生、英語はこの先生と、曜日や時間も決めて生徒を安心させます。
ここのポイントは、生徒と講師に間に信頼関係が生まれることですね。
お互いにどのような人間であるか認識すると、授業も展開しやすくなるのです。

講師側としては、「この子はこの話題が好きだから、それに絡めて授業を解説したら理解しやすいだろう」とか、「この子は集中力が切れやすいから、1ページ進んだら雑談を3分挟むようにしよう」など、その子によりわかりやすい授業を構築できるようになります。

季節講習の参加が自由

塾にもよりますが、個別指導塾では季節講習の参加は自由にしているところもあります。
ご家庭によっては、夏休みは部活の方に注力したいと教育方針を固めていることもありますし、予算によっては厳しいときもあるでしょう。
そんなときに、季節講習への参加が自由だったら嬉しくないですか?

また、塾ナビなどのサイトを見ていると、塾の通常カリキュラムや講師は良かったけれど、季節講習でだいぶんお金を持っていかれたことはデメリットだったと書いている方を多く見ます。

それだけお金がかかることなので、季節講習の参加を義務としていない個別指導塾はありがたいのではないでしょうか。

個別指導塾のデメリット

残念ながら、個別指導塾にもデメリットはあります。
もちろんやはり塾にもよるので、無料体験をして子どもからも意見を聞くことが大切ですね。

責任感がない学生バイトがいる

個別指導塾は、集団塾のように教壇に立って教えるスタイルではありません。
その体制もあり、学生がアルバイトで雇われることも多いです。
教壇に立つよりも教えやすいという、教える側としてのメリットがあるからですね。
しかし、中には責任感がまったくない、お金が稼げればいいと考えている学生もいます。

正直に話すと、私も知っている限り今までに数人いました。
特徴としては以下が当てはまります。

  • 授業中の9~10割が雑談
  • 指導報告書がどれも一緒の文言
  • よく授業が入っていることを忘れる

生徒にとっては、雑談が多いことは楽しいので親には良いことを言っているかもしれません。
また、下記2つに関しては生徒は感知しないことなので、塾側の都合だと意外とすんなり受け入れます。

あとは、責任感がある学生バイトでも、卒論やゼミ、留学、就活などで一定期間いなくなることがあります。
そうなると別の先生が担当となるので、担当を変えたくないなら社会人の先生をおすすめします。

わからないところを追求すると成績は上がらない

先ほど、個別指導塾のメリットでわからないところまで戻って授業をしてくれると書きました。
しかし、それは逆手に取れば、学校でやっているところを教えてくれているわけではないのだから、成績は上がらないとことになります。

それでも付け焼き刃的な指導はせず、受験のときに学校に追いついてくれていればいいと考える親御さんなら問題ないでしょう。
ただ、問題はその受験には内申点も関係してくることなんです。
学校の成績が良くなければ内申点も上がりません。

となると、わからないところに戻って学習を続けつつも、テスト期間になればむりやりわからないところでも暗記させる指導になります。
その暗記は真の理解ではないため、定期テストの点数がグッと上がることはあまりありません。
けれど、やらないよりはマシという感じですね。

料金が高い

個別指導塾は、講師と生徒の割合が1:1や1:2などで、集団塾に比べて人件費がかかってしまいます。

その関係で、塾の費用はかなりかかってしまうでしょう。
塾ナビでの評価を見ると、それだけ一人ひとりと向き合ってくれているのだと思えば致し方なしと考える方が多いようですが、それでも家計には響くのではないでしょうか。

個別なのに集団塾のような塾がある

中には、個別指導塾と言っているのに講師と生徒の割合が1:6くらいのところもあります。
これなら個別指導塾の中では格安なので魅力的に映ってしまうでしょう。
けれど、蓋を開けてみたらまるで集団塾で、結局は6人なら6人全員が同じ授業を受けることになります。

私が担当した生徒が上記のような「似非」個別指導塾の無料体験に行った話をしてくれたときには、「俺がわからないところを教えてもらえなかったから今の塾はいい。断然いい」と言っていました。

生徒によっても感じ方はそれぞれですが、自分専用の教え方がある塾の方が良いと感じる子も多い印象でしたね。

個別指導塾なら子どもに合った授業をしてもらえる

個別指導塾の最大のメリットは、やはり子どもに合った授業をしてもらえることでしょうね。
季節講習の参加が自由だったり、曜日を自由に決められたりする自由度もあります。
先生もお気に入りの先生に担当してもらえますしね。

ただ、料金が高くなってしまうことはデメリットです。
「似非」個別指導塾に引っかからないようにしてもらわなければならないので、無料体験授業でよく塾の中を観察することをおすすめします。

オンラインなら親も家にいながらどんな感じで授業を進めるのか見られるので、「ネット松陰塾」などの無料体験を受けてみましょう!

他と違って、家に居ながら、かつ本格的な次世代型完全個別授業を受けられます(/・ω・)/ ↓