オンライン塾で大丈夫?子どもに自宅学習させるコツを現役塾講師が教えます!
こんにちは、セディンです!
今回は、小中学生のお子さんに自宅学習をさせるコツをご紹介します。
「勉強してほしいのに全然しない…」「あまり言うとうざいと反抗される…」「オンライン塾でも大丈夫だろうか…」
このようなお悩みを現役塾講師が解決します!
【目次】
- 平日に勉強する時間は30分
- 勉強開始時間は決めておく
- 親の役目は「勉強を終わらせること」
- 勉強を開始しない場合はとにかく根比べ!
- 叱らず褒めてモチベーションを上げさせる
- 「今時語」や「方言」で褒めるとより効果的
- どこを勉強したらいいか明示する
- コツを踏まえれば自宅学習は意外と容易に習慣付く
平日に勉強する時間は30分
できればば勉強はもっとやってほしいかもしれませんが、平日の勉強は30分以上させないようにしましょう。
小学生はまだ体力がなく、中学生は勉強が難しくなり、かつ部活でクタクタです。
いくら若くても集中力は1時間も持ちません。
もし30分で宿題が終わらないなら、一気に1時間集中させるのではなく30分×2回にしましょう。
もちろんこれは子どもにも差があるので、20分にしても40分にしてもOKです。
勉強開始時間は決めておく
自宅学習を自分からするよう習慣づけするためには、いつ勉強するか時間を明確に決めることが非常に大切です。
ご家庭によってライフスタイルが違うので、うちはいつがいいだろうかと都合の良い時間を探してみてください。
例えば、小学生で習い事がまで時間がある場合は、学校から帰っておやつを食べたらすぐ勉強できるよう、4時からは勉強時間だと刷り込ませましょう。
部活を終えて帰ってくる中学生の場合は、夕飯を食べたあと、7時になったら必ず30分勉強をすると決めておきましょう。
学校も学習塾も習い事も時間を決めています。
家でもメリハリをつけて、勉強する時間は絶対に守るルールを作ってみてください。
親の役目は「勉強を終わらせること」
意外かもしれませんが、時間を決めて勉強習慣をつけたら、親の役目は「はい!勉強やめ!」と言うことになります。
これは子どもにとって有効なあるテクニックを応用しています。
皆さんが5歳くらいの子どもで、読み聞かせをしてくれている先生がいるとしましょうか。
その読み聞かせ、続きがめちゃくちゃ気になるところで今日の分が終わってしまったらどう思いますか?
きっと「続きを教えて!」と思うはずです。
子どもは、続きが気になるいいところで物事をあえて終わらせると、次を楽しみにしてモチベーションが続く傾向にあります。
勉強も、子どもはキリが良いところで終わらせたいところです。
しかし、30分なら30分勉強して、それがどんなに中途半端でもやめるよう言うのです。
これが勉強をしたくする最大のポイントになります。
多くの方は「勉強終わるまでスマホお預け!」と言ってしまいがちですが、それでは勉強を急いでいい加減に終わらせてしまうリスクを含みます。
短時間の勉強でいいと子どもがわかっていれば、かなきちんと自宅学習をしてくれるようになります。
勉強を開始しない場合はとにかく根比べ!
上記の方法を試してみてもなかなか決まった時間に勉強をしない場合は、とにかく根比べとなります。
私も個別指導塾で何年も生徒と向き合い、都度勉強をする方向へ促し続けた経験がたくさんあります。
親子だとイライラしてしまってなかなかうまく行かないパターンも多いのですが、ここで根負けしたらずっと勉強習慣は付かないので絶対に負けないでください。
もしそんな根気はないと思うなら、きちんと塾へ通わせるべきです。
オンライン塾には向きません。
オンライン塾は、少なくとも上記のように勉強開始時間を守れる子に向いています。
叱らず褒めてモチベーションを上げさせる
子どもを叱ってしつけるか、褒めてしつけるかという問題にはもう答えが出ています。
正しい答えは「褒めてしつけること」です。
教育に正解も間違いもないのですが、一応動物実験では褒めた方が結果が残っています。
さすがに人間の子どもで実験をするのは倫理的な問題があるのでなかなかできないそうですが、動物にはエサというご褒美をあげた方が覚えがいいそうです。
また、塾でもスパルタ教育をやっているところは少なく、褒めて伸ばす指導が多いです。
生徒を律するために厳しく指導することはあっても、良いことはきちんと褒める指導になっています。
高校生くらいになり、分別がついてきたら叱る指導やスパルタでもいいかもしれません。
しかし、自宅学習を習慣化させる流れの途中で叱るのはNGです。
子どものやる気を思いきり削いでしまうので、できることがあればどんなことでも見逃さず褒めてあげましょう。
褒める箇所は点数や結果だけではありません。
考え方が良かったり、きちんと問題文を読んで意味がとれたり、丁寧な字を書けたりしたらそれも褒めます。
「今時語」や「方言」で褒めるとより効果的
褒めるときのコツは、今時の言葉や方言を交えることです。
今時の言葉とは、以下のような表現です。
- マジでか!
- マジか!
- すげえな!
- すご!
- ヤバ!
なんだか文字だけ並べるとギャル語のようですが(笑)
以下の言葉で褒められることとどう違うでしょうか。
- すごいね!
- 本当に!?
- やったね!
- 素晴らしい!
言葉をきれいにつかってもらいたいならこちらの方がいいと思うかもしれませんね。
ただ、小学校低学年でなければもう自分で話す言葉は自分で選べますから、そこまで心配する必要はありません。
これらのいわゆるきれいな言葉と比べると、今時の言葉で褒めた方がリアリティが増します。
「大人が本気で褒めてくれている」、そんな感覚を持ってもらえます。
方言も同じ効果を持っています。
関西弁だとするとこんな感じ。
- すごいやん!
- ヤバイやん!
- いいやん!
建前でなく本音で褒めていることを言葉で示すのもテクニックのひとつです。
どこを勉強したらいいか明示する
中学校で定期テストを何回か受ければどこ勉強すればいいかわかるようになってきますが、それ以前はそもそもどこを勉強したらいいかわからずやる気につながらない子がいます。
宿題なら指示があるのでやれても、それ以外の勉強となるとフリーズしてしまうことも。
大人の感覚だとそれくらいわかるだろうと思いますし、本人じゃないとどこがわからないかがわからないじゃないかと感じるでしょう。
しかし、勉強をどうすればいいかわからない子もいるのです。
もし自分の子どもがフリーズしているなと思ったら、明確にどこを勉強すべきか指示を出してあげてください。
コツを踏まえれば自宅学習は意外と容易に習慣付く
家はリラックスするところと認識し、勉強をしてくれない子どもがいるならこの記事をぜひ参考にしてみてください。
実行してどうなるか、長い時間をかけて様子を見ましょう。
上記にように習慣をつけるためにオンライン学習を利用するのもアリです。(↓クリックできます)
上記の自宅学習では、たったの10分と時間が決まっていますよね。
決まった時間だけ勉強させて、あとは自由に遊ばせてあげましょう。